頭痛の症状は千差万別|緊張型頭痛にはマッサージが有効

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神経内科における治療

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筋肉の炎症の改善

頭痛は命を失う可能性のある疾患を、まずは鑑別することが大切な症状です。例えば脳梗塞を発症すると、短期間のうちに命を失う可能性もあります。しかし頭痛を起こす疾患のほとんどは、命を失う可能性の低い疾患です。なかでも筋緊張型頭痛という疾患は、頭痛全体のなかでもいちばん多くを占めるものです。また頭痛全体のなかで2番目に多い片頭痛も、筋緊張型頭痛を併発することがあります。そうした意味でも筋緊張型頭痛は、統計以上に発症頻度の高い疾患なのです。筋緊張型頭痛は、頚部を走行する筋肉が、炎症を起こすことから始まります。頚部を走行する筋肉は、重たい頭を支えているために、大きな負担がかかります。それも激しい運動をするだけではなく、座っている姿勢を維持するだけで、大きな負担が掛かるのです。一方で現代社会は、パソコンなどのデスクワークが増えています。あるいは子供であっても、ゲーム機などで遊ぶ機会が増えているのです。そのため現代社会では、頚部を走行する筋肉に負担が掛かり易いライフスタイルになっています。頚部の筋肉に負担が掛かって炎症を起こすと、筋肉が緊張状態になります。ところが頚部を走行する筋肉の間を、大後頭神経という神経が貫通しているのです。大後頭神経は第2頸椎の後枝なのですが、頸椎か出る後枝のなかで、唯一体表に向かって走行します。そのため大後頭神経は、頚部を走行する筋肉が過緊張状態になると、締め付けられるのです。このような仕組みで筋緊張型頭痛は発生するので、筋肉の炎症を緩和すると改善することができます。

消炎鎮痛剤のタイプ

そこで神経内科においては、消炎鎮痛剤を使用して、頭痛の改善を行うことが多いのです。そのうちいちばん使用頻度が高いのは、非ステロイド性消炎鎮痛剤です。非ステロイド性消炎鎮痛剤は、単に疼痛をブロックするのではなくて、炎症を改善してくれます。そのため原因となる頚部を走行する筋肉の炎症を改善して、頭痛の治療を行うことが可能です。いっぽう非ステロイド性消炎鎮痛剤は、使用できないケースも存在します。まず非ステロイド性消炎鎮痛剤は、胃腸障害を起こし易いという特徴があります。そこで胃腸障害を起こすことを防ぐために、胃粘膜の保護剤が一緒に処方されることが一般的です。それでも非ステロイド性消炎鎮痛剤を使用すると、胃潰瘍や胃炎などを起こすことがあるのです。そのため胃腸障害を起こし易い人は、別のタイプの消炎鎮痛剤を使用します。その点でアセトアミノフェンは、胃腸障害を起こし難いタイプの消炎鎮痛剤です。例えば非ステロイド性消炎鎮痛剤は、食後に服用することが原則です。これは胃腸への負担を、軽減することを目的としています。これに対してアセトアミノフェンは、食後以外でも服用することができます。例えば夜間に目が覚めて頭痛がしたときでも、アセトアミノフェンは服用しても問題ないのです。またアセトアミノフェンは、大人だけではなくて小児でも服用することができます。先述のように筋緊張型頭痛は、子供がゲーム機で遊ぶことも要因となり得るのです。そのため小児でも服用できることは、大きな利点になります。

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